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1本の松に誓った再起
世界自然遺産の屋久島で本格的にウコンの栽培が始まったのは十数午前。有限会社屋久島薬草販売代表取締役 内田喜―さん自身の病気がきっかけでした。
風邪をこじらせた内田さんは、突然血糖値が急上昇、人院しました。以来、インシュリン注射に頼る生活です。
ウコンとの出会いは人院中のこと。「時間だけはありましたから病院のべッドで、この先どうしようか、ずっと考えていました」と言います。あるとき、「ウコンが素晴らしい」と聞き、「よし自分で栽培しよう」と決めました。もともとミカンの―種タンカンを栽培していた内田さんだけに、農業には自信がありました。「細粒黄色土という屋久島の土壌はウコンに適している」と思ったのです。
畑を開墾しウコンの地下茎を植え、翌午さらに畑を広げました。きれいな空気と豊かな水の島です。ウコンは順調に育ちました。豊かな自然の中で、「農薬を使わず、EM農法による有機栽培に取り組もう」と、ウコンの楽園づくりが始まりました。
内田さんの自宅には、高さ5mほどの1本の松があります。突然糖尿病を患い、退院するときにその病院長から贈られた苗が育ったのでした。重い病をこの松と―緒に乗り越えよう、と心に決めて植えた思い出の松です。 |

屋久島の登山道の風景
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